【アダルトチルドレン】 なぜ幸せの記念写真で不幸になってしまったのか!?


こんにちは
カウンセラーの伊藤たかみつと申します(*^-^*)
アダルトチルドレン、毒親、子育て、夫婦関係、職場関係などのお悩みを抱えた人向けにカウンセリングを提供しています。


親が良かれと思って子どもにやったことが、心の傷として残ることがあります。

これはある心理関係の本に載っていた実話なのですが、

ある家族が旅行に行って、美しい風景を背景に、子どもの写真を取ろうとしました。

お母さんは、素敵な写真が撮れそうととても上機嫌です。写真を取ろうと、子どもから、7,8メートルでしょうか、距離をとろうとしました。

ところが、お母さんが大好きで甘えたかった子どもは、すぐにお母さんのところに近づいてしまいます。

お母さんは、いい写真を取ろうとまた、子どもを元の場所に連れて戻し、自分は写真を取るため離れます。

ところが、子どもは寂しく感じて、またお母さんのところに泣きながら駆け寄ってしまいました。

写真が撮りたいお母さんは怒って、また子どもを元のところに引き戻します。

こんなことが何度も続き、子どもは大泣きになってしまったようです。


それから、20年後、当時子どもだったその女性は、ある心理クリニックを訪れました。

「大事な人と仲良くなれそうになると、決まって何かの大きな邪魔が入ってしまうんです。。そして、最終的に、その関係が引き裂かれてしまうんです。。」うつむきながら、その女性はそうつぶやきます。

カウンセラーが丁寧に聴いていくと、その時の記念写真の話しがふと思い出されてきました。

そして、カウンセラーは静かにこう伝えました。


「その子どもの時の体験から、大事なものや人からは自分はいつも引き離されてしまうんだ!、もしかしたら、そんな風に思いこんでしまったのかもしれませんね。。だから、その思い込みが今の現実をつくってしまっていたのかも。。。。」

このように、親の何気ない行動がきっかけで、アダルトチルドレンの悩みを抱えることになってしまうことがあります。なぜなら、子どもは親の行動の真意などがまだ明確に理解ができないからです。

今の現実は、過去の何かしらの経験、それに対する思い込みが影響していることがとても多いです。そして、そういうことを一人で内省して特定していくことはなかなか難しいことも多いです。


そういう意味でも、何か同じような悪いパターンを繰り返してしまったりする場合は、一緒に話し考えを深め、気づきが得ることができるカウンセリングサービスのようなものを利用することも、効果のある方法だと思います。

くれぐれも、悩みは、一人で抱え込まないようにしてくださいね。