初めまして! カウンセラーの伊藤たかみつと申します!
毒親、子育て、夫婦関係、職場関係などのお悩みを抱えた人向けにカウンセリングを提供しています。
<父と母が毎日喧嘩。怯え続けた幼少時代>
親子4人の平凡な家庭に生まれたならば、一般的には、大切に、あるいは、程よく育てられ、それなりの成人になり、それなりの平凡な人生を送っていくのでしょう。
ただ、なかなか人生は、スムーズにいかないものですね。。
私の母親は、元来とてもヒステリックで、少しでも気にくわないことがあると、激しく否定します。私もいつも気に障らないようにしなくてはと何の主張も出来ず、完全にスポイルされたまま暮らすようになっていました。
そういう状態が、少しずつ少しずつ増え、父親もそれを避けるためにいつも遅く帰ってきて、またそれをとがめられ、喧嘩になる。そんな毎日が続きました。
そんな毎日に嫌気がさしたのか、母親や夜に子どもたちを早く寝かせて夜に出かけることが多くなりました。後に分かりましたが、他に男を作って会っていたのです。
私と兄は、早く寝かされた分、毎回決まって夜に起きてしまいます。そして母親がいないことに否応なく気づかされます。
「お母さん、いないよう、、、(涙)」と、兄と一緒に2人でわんわんと泣いていました。
そんなごたごたが何年も続いたでしょうか、結局両親は離婚。
私と兄は父親に引き取られ、父親の母、つまり、祖母が一緒に住んでくれて、母親代わりをしてくれることになりました。
<離婚後もやっぱり怯え続ける日々>
さあ、心機一転!! また新しい生活が始まっていくんだ!との期待もつかの間、離婚後、母親が来て子どもたちを頻繁に外に、あるいは旅行にと連れだしたりするようになったのです。
連れ出されて家に帰ってきてからは、父親や祖母からなんで付いていったの?と強く責められます。正確に言うと、言葉で責めるのではなく、そういうオーラ、雰囲気で責めるように接してきます。そして、父親/祖母連合は、子どもを連れだした母親と大喧嘩をします。
それでも、母親は、私の子どもなんだからどこに連れ出したって自由でしょ!とその後日も、連れ出すことを決して止めませんでした。
中高校生くらいまではそんな調子で、どちらからも挟まれ、引き裂かれた青年時代。
長く暗い時間が永遠と続いていくような気持でした。
その影響も多分にあったのでしょうか、人付き合いが出来ず、人とコミュニケーションすることが困難になってしまいました。自分がこうしたら相手はどう思うのだろうか?、少しでも否定されたり、嫌われるのを恐れるあまり、誰にも自分の気持ちを話せず、相手に合わせることしかできなくなりました。そして、自分が何を望んでいるのかも分からなくなり、何かを表現したり決めることが怖くなっていったのでした。
<とりあえずバイトをスタート。しかし、上司からのいじめに。。>
一浪しながらも、なんとか第5希望程度の大学に滑り込めました。
大学に入ったのだから、華やかな学生生活で、恋愛に学びにと淡い期待もあったのでしたが、実際には、何も楽しいことはなく、何がやりたいでもないまま入ったわけでもなかったため、案の定、授業にも興味を持てず、パチンコなど、無為な学生生活を過ごし方をしていました。時間もあるし、バイトでもしようかなと、あるスーパーの鮮魚系の部門で働き始めたのですが、
それが、地獄の始まりでした。。。
初めは丁寧に教えてもらえていました。ただ、不器用でミスばかりする自分に、徐々にその部署のマネージャーがきつく注意するようなってきました。そして、いつまでも成長のない自分は、いつしか目の敵にされるように。。ちょっとしたミスなども激しく罵倒され、いつもビクビクしていてコミュニケーション力ゼロの自分は、どうしていいかわからずパニックになってしまいました。
そして、ついに大声で言い返してしまい大ゲンカ。結局そのまま辞めてしまいました。その後、人間が、そして、社会が恐ろしくなってしまい、家に籠るようになってしまいました。
<勇気を振り絞ってカウンセリングに。しかし、まさかの全否定!カウンセラーへの不信感がマックスになる>
何とかしないと。。と悩みに悩んでいたところ、ふとしたきっかけで読んだカウンセラーの先生が書いた本を思い出し、この先生ならわかってくれるはず!!
と勇気を振り絞って初めて、カウンセリングというものを受けに行きました。
不安な気持ちを抱えながら、おずおずとその病院に伺いましたが、された対応としては、パソコンの画面だけ見て、こちらをちらりとも見ない。
そして、「キミみたいな軟弱な若者多いんだよね、どこかしらでまずは働きなさい、甘えていないで」と冷徹に言い放たれてしまったのです。。目すら合わせてくれない。。何の共感も寄り添いもないままに。。
絶望と怒り。。
カウンセリングを受けてむしろ不安や怯えが増えてしまった。。
背中を丸め半べそをかきながら、自宅に逃げ帰る自分。。
「カウンセリングなんて、クソだ!!!」
それ以降、さらに何もかも怖く感じてしまい、ろくに面接も行けずに就活失敗。
新卒での入社叶わずで人生の離脱。
あぁ、早々に、人生詰んだ。。。
これから、どうすればいいんだろう。。
不安と絶望でお先真っ暗な23歳の冬でした。
<就活失敗。ニート、廃人状態>
同じ大学だった同窓は、新しい世界に胸を弾ませ、元気に新しい人生をスタートさせている中、自分だけは、ニート状態。家で何もせずにフラフラ。。廃人状態。
せっかく育ててくれて大学まで卒業させてもらったのに。。
祖母にも父親にも申し訳ない気持ちでいっぱいの毎日でした。
働きたい、自分でお金を稼ぎたい、けど、怖い、人が、社会が。。。
そんな中、2つ上の心がとても穏やかな兄がいくつか会社を探してくれて紹介してくれました。
気持ち的にもすぐには行けず、何度か断っていましたが、せっかく自分のことを気にかけてくれたので、本当に本当に自分を奮い立たせ、なんとか面接に行くように動いていきました。
<とりあえず入社。ただ、人間不信&コミュニケーション力ゼロ>
30社位受けて全て落ちまくり、そろそろアナザーワールドに旅立とうか、と思っていた頃、あろうことか??ある会社が、社会の何も知らない青年を正社員として雇ってくれました。
まずは働き口ができ、ほっとしたのも束の間、相変わらずの人間不信、コミュニケーション力のなさはピカイチで、周りの諸先輩方と上手くやり取りが出来ずな状態はしばらく続きました。ただただつらい一心で続けていましたが、自分のことを気にかけてくれるS先輩と奇跡的に出会うことができ、なんとか辞めずに続けることが出来たのです。
<心理療法のコミュニケーション術を活用することで、まさかの、母との和解!>
一方の、プライベートの方は、引き続き、離婚しても実家に来たり、自分に電話をかけたりして、
ヒステリックに振る舞う母親からの過干渉、接近行動に悩みを抱き続けていました。
少しでも言い返すと、何百倍になって返ってきて、自分の愛という名のエゴを遠慮なく押し付けてきます。このままだと、一生、母親に翻弄されまくり自分がありのままに生きられない。。
そう考えていた自分は必死に、現状打破のために、心理療法系の勉強会や自己開発系のセミナーに参加したり、書籍からも知識を増やしていました。そして、それらで学んだ心理療法のエッセンスを活かし、母親に対して、ある方法を実行してみました。
するとどうでしょう、それ以来、30年以上引きずってきた母親との重くつらい関係に変化が出てきました。母親と一緒にいる時の雰囲気がかなり穏やかなものに変わり、ついについに、37歳の夏、母親との和解ができたのです!!
また、その影響もあったのでしょうか、今までまともに女性と話しができていなかった自分が、同世代の女性と少しずつ話せるようにもなっていったのです。
<仕事は慣れてきたが、過重労働とパワハラでダウン>
そして、そんな矢先に、上司からの激しいパワハラとハードワークが重なりました。。
上司は、偶然にも同い年でしたが、抜け目のない人間で、自分が出世するために邪魔になるものは激しく除去していきました。自分の出世に響くと、私がやらかしてしまったちょっとしたミスも激しく攻め立て、まともな責任のある役割をさせてもらえず、最終的に窓際族みたいにされ、ほされてしまいました。その挙句に、グループ会社に出向指示、職場から追い出されてしまったのです。
そして、その先でも地獄は終わらなかったのです。。。
月平均の残業100時間強。それが2年以上も続き、頑張り続けることもできずダウン。
廃人と化し、適応障害の判定に。。1年間休職の後、そのまま退職。。。
<このままでは終わりたくないっっ!!>
願っていることをまだ何一つ達成できていない。
人生のパートナーも、仕事も、お金も、何もかも。。
休職中も退職後も、今まで抱えていたそんな想いはなくなることはなく一層高まっていました。。そして、さらにさらに、自分を責めることに繋がっていきました。ただ、そんな思いを抱えたままでも、自分自身を信じ続けたい自分はいました。
自分をあきらめたくない!!自分はまだやれるんだ!!と自分を信じる自分
退職後もメンタルの不調は続きながらも、その想いを抱き続け、必死になって心理学的な分野をさらにさらに学び続けていきました。そして、退職後もいろいろな心理の研修参加や独学などで精神をある程度取り戻すことができたこともあり、再び社会に復帰していきました。
<リベンジ・カウンセリング!!、ビバ・カウンセリング!!>
どうやったら、今の自分に満足できるのだろう?自分の願いを実現できるのであろう?
また新しい会社でも、そんな思いを引きずっていました。そして、ある時期から、これらの問題は、自分だけで解決はできないのだろうとうすうす感じはじめていました。
今までのやり方だけでは、もう限界だ、と自分自身に白旗を上げました。
そして、一度は諦め傷つけられたものに、もう一度かけてみようと思いました。
自分の人生をさらに開いていくために。
カウンセリング、というものに。。
その後、勇気を振り絞って、いくつかの心理療法のカウンセリングを受診。
ある療法のカウンセリングからは、親を本当の意味で深く受け入れられる体験をし、またある療法のカウンセリングからは、過去のつらかった体験の深い意味を気づかされ、圧倒的に自分を許し、認めることができました。
一つずつ、過去の点と点が繋がっていく感覚
自分自身と、そして、世界との統合
今まで体験してきた引っかかっていた全てのことが、自分の中にストンと腑に落ちました。
全ては間違っていなかったんだ!!
自分は、正しかったんだ!そのままでいいんだ!!
カウンセリングの一連の経験から、自分自身がはじめて統合される
圧倒的な至高の体験を得ることができたのです。
それは、ある種の覚醒でもありました。
そして、何十年もの間、輝きを失っていた世界が、眩いばかりに再び輝き始めたのです。。
<エピローグ、そして、私のミッション>
様々な状況の中、つらい思いを抱えている人はたくさんいる。そういう人たちが人生を輝いて生きられるように、寄り添い、そして、支援していきたい。そして、自分が、カウンセリングというものに深いところで助けられ、そして、生きている喜びを知り、本当の意味で生き始められたように、その意味も伝えていきたい。それが、私のミッションだと思っています。
そんな強い想いに突き動かされて、様々なトラブルを抱えながらも、カウンセリング、心理の勉強をひたすら重ねていきました。
それから5年後、心理カウンセラーとしてデビューしました。
現在は、主に、毒親、子育て、夫婦関係、職場関係などのお悩みを抱えた人向けに、カウンセリングを提供しています。
今日も元気に、カウンセリングを続けています。
★★ カウンセリングの意義 ★★
人は、人生のどこかのタイミングで、ある種のピンチのような状態に陥ることがあります。
もちろん、自分でなんとかできる時もあります。
ただ、トラウマや根の深いプラスではない信念は、私がそうであったように、何十年も引きずることも稀ではありません。
そんな時は、誰かに頼ってもいいと思います。
そのつらさを一緒に寄り添い、深くわかってくれる人に。
そのことで、自分自身の良さや、つらかった体験の意味に気づいていきます。
そして、世界は、少しずつ、変化していきます。
自分が変わり、世界が変わり、そして、全身全霊で本来の自分を生きていく、生きていける。
その悩みは、あなたに何を語りかけていますか?
あなたの何の成長の予兆ですか?
一緒に見ていきましょう、あなたの今を、これからを。
そして、一緒に、次のステップに進んでいきましょう!